走ったら書くブログ

走ったら書きます

生駒チャレンジ登山マラソン ふり返り

去年に続き今年も走ってきました。

とても良いお天気で青空と紅葉が気持ちよかったです。はじめだけは。
生駒山を30キロかけて縦走するハードなコースは今年も相変わらずでした。

 

補給として
①ジェル(ショッツカプチーノ味)3つと
②キャップ付きジェル(ザバス ピットインピーチ味)1つ、
カロリーメイト(チョコ味)2本入り、
アクエリアス1リットル(ボトル2本に分けて)
をサロモンのザックに積んで走りました。

 

 

午前8時、京阪私市駅に到着、できるだけ荷物を減らすため最寄り駅からランパンだっ
たのですが、途中からランナーさんが増えてきて心細さも解消。よかったよかった。

 

 駅からスタート地点から数分歩きます。天気も良くて暑くも寒くもなくいい気候です。

 

スタート地点に着くと、出走時間を5分刻みで選ぶことができます。去年は選べません
でした。8:10くらいの到着でしたが少し悩んで8:30にしました。
走りだしてから気付きましたが、8時ちょうどや8:30など、キリの良い時間だとタイム
が計算しやすいです。オススメです。

 

去年と同様受付を済ませてリストバンド(ランナーはオレンジ、ハイカーは緑)を受け
取り、荷物をビニール袋につめて預けます。(500円でゴールに運んでくれます。)

 

そのへんをウロチョロしているうちに8:30スタートの人に集合がかかり、スタート地点
に移動します。点呼や記念撮影が行われます。なんか楽しい。

おじさんから各種注意事項(登山ルートですから山のルール厳守です)が告げられ
いよいよスタートです。

 

こじんまりした大会ですから、有名人のピストルや沿道の応援などはありません。
ランナーが各々スイッチを入れるウォッチの「ピッ」という音がなるくらいです。
でもそれが良い。静かなスタートです。

 

数キロ走ると上りが始まります。前半10キロほとんど登り。しかも階段が多い。
レース直前、トレイルの練習があまりできなかったのでとても不安を感じます。
なんとか後半まで脚をもたせなければ。

 

去年出場したので、給水所は約10キロと約20キロの2箇所しかないことは分かっ
ていましたが、補給のタイミングをまったくシミュレーションしていませんでした。
天気が良いせいもあり気温が徐々に上がっていき、渇きを覚えます。疲労を感じる
のも早い。ドリンクボトルに手を伸ばす頻度がいつもより高いです。不安。

 

漠然と10キロの給水所までは補給しない予定でいましたが、給水所の1キロほど手
前でジェルを一口飲みました。ショッツ カプチーノ味3つをソフトフラスクに詰め、
水で少し伸ばしてあります。

ハイドラパック ソフトフラスク SF150 約150ml オレンジ


ゴクリ

まずい

くそまずい。

 

カプチーノ味初めてですが、小学校で使ったフエキノリの、あのほの酸っぱい味が
口に広がったあと、ふわっとカプチーノがほんのり香ります。

図工室発、スターバックス行の味です。

不易糊工業 どうぶつのり 160g

これはエライもんを買ってしまった。この後もしばらくこれか。

いっきにテンションが下がります。でも仕方ない。このカロリーのお世話になるし
かない。

 

しかも毎回困るのは、このフラスクの収納場所です。ランパンのポケットに入れる
とユッサユッサして気になるし、ザックに入れると取り出しが困難。

ユッサユッサで慢性的にストレスを感じるよりは、取り出しの一時だけの困難の方
がマシということで、ザックに入れ続けます。

 

なんとか給水所(兼チェックポイント)にたどり着き、水を2杯一気飲みします。
いつもよりも吸い込みがいい。ああ今日は暑いんだなと実感します。

 

少しストレッチをして、異常がないことを確認してから走り出します。このレース
は縦走なので、山頂など特定の地点まで行けばあとは下り、ということはありません。
いつまでも登ったり下ったりです。後半まで足を残しておかなければなりません。
階段や登りは無理せずに歩くことにしました。戦術的歩き。抜かされても気にしない。

 

給水所を過ぎてから少ししんどい区間が続きます。ロードを経たり変化に富んで
いるんですが、今回はかなりしんどい。この時点で大丈夫か。ショッツ カプチーノ味(まずい)をまた一口飲みます。

 

生駒山麓公園からぬかた園地までのハイキングロードは、練習でもよく走る道です。
勝手知ったる道。そこまで行けば気分もかなり変わるだろう。

 

そう言い聞かせ、なんとかハイキングロードまで来ました。ハイキングロードは
登りとはいえきちんと舗装されています。思ったよりもずっとラクです。全然登っ
ている感じがしない。

 

これまで、負荷をかけるためにここで練習してきましたが、こんなにラクな道だっ
たのか。。ちょっとがっかりします。もっとタフなコースで練習しなければ。。

 

途中大阪市内を一望できる絶景ポイントなどを経て、淡々と進んでいきます。
このロードで生駒山頂付近を越え、ぬかた園地に入れば下りが待っている。
そこまで行ければこちらの勝ちです。

 

そこからいっきにぶっ飛ばして20キロ過ぎの第2給水所まで行ければ、あとは
気力だけでゴールまで行ける!

 

そんな甘い目算で走ります。

 

ウォークの部のハイカーさんたちがショートカットルートを通って行くのをうらやましく思いながら、つづら折れになった登りをテクテク登ります。

 

生駒山頂付近を過ぎ、ぬかた園地の下りが始まると気持ちがラクです。惰性でも脚が進みますが、速すぎると脚にダメージが来そうなので気持ち抑えめに走ります。

 

それでも下りはすぐに終わってしまいます。そこからしばらくロードが続き、22キロ付近の給水所です。ロードが暑かったのでたくさん水を飲みました。ここでカロリーメイトを一本食べました。もそもそなので水で流し込みます。

 

「あと8キロやで!」

 

と言われてもうすぐ終わりだなと思ったのもつかの間、ここからが本当に辛かった。。

 

ラストの高安山は登っては下り登っては下り。。何度も出現する登り坂に魂を砕かれそうになります。ところどころに「→高安山 ゴール」という看板がありますが、あと何キロなのかは書いてありません。両足が痙攣し始めます。

 

幸い近くに同じようなペースで走っているランナーさんがいたので、ペースメーカーにさせてもらって後ろをついていきました。

 

ときどきランナーさんのペースが落ちた時は先に行かせてもらい、ぼくがペースメーカーのつもりで走りました。どう思われていたかは分かりませんが。そんなこんなで引っ張り合いになりながら数キロ走り、あと3キロくらいになるともう身体はボロボロ。4時間を切れればいいなと思っていましたが、時計を見ると4時間まであと十数分。ギリギリです。

 

いつのまにかドリンクも尽きています。喉が渇いた。もうキツイと思ったところで去年も見覚えのある木に囲まれた直線が出てきます。あーもうゴールだ。時計を見ると4時間3分前。目標も達成。ツラすぎましたが達成感でいっぱいです。

 

ゴール後、去年もいたスタッフのお母さんとハイタッチして、タイムを書いたメモを受け取って終了。異常に疲れていておもわず声が出ます。

 

ゴールの手続きを済ませ、ケーブルカーの駅周辺で荷物を受け取り、着替えて帰りました。

 

コーラなど炭酸飲料が飲みたかったのですが、自動販売機は軒並み10円釣り銭切れで買えませんでした。ゴールで受け取ったOS-1(これまた美味しくない)を飲みながら帰りましたとさ。

 

#せっかく4時間切ったのに、ゴール後しばらく時計を止めるのを忘れてた。。

 29.00km 4:02:42 8:22min/km