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寛平マラソン2016振り返り

寛平マラソンの前日、ゼッケンの受け取りやら散髪やら何かと用事を済ませ、昼はカレー、夜はつけ麺でカーボローディングして、夜更かしせずによる11:30には布団に入りました。

 

が、眠れない。。一日中あれこれしていたのでそれなりに眠かったのですが、布団に入ると寝付けません。当日は4:30には起きて準備しようと思ってたのですが、早く寝ないとと思えば思うほど寝れません。ウンウンうなりながらゴロゴロゴロゴロしてたらすでに3:20。もう諦めました。すべてを。

 

案の定、ちょっとうつらうつらしてきたところでアラームが鳴り、しぶしぶ起きました。寝不足であたまもぼんやりしてます。もそもそと朝ごはんのおにぎりを食べ、菓子パンを食べました。まったく味がしない。

 

トイレに行ってみるもお腹の反応無し。これもまた不安。着替えて少し横になってから、6:30頃出発。雨が降ってます。不安。

 

現地近くのパーキングに車をとめ、しばらく車内で待機していると、とんでもない土砂降りになってきましたが、7:30くらいにようやくやんでくれました。

 

荷物をもって現地へ。芝生が水を吸ってぬかるみ、到着後すぐ靴に浸水してしまいました。どうせコースもこの調子でしょうから、先が思いやられます。

 

トイレに行って荷物を預け、8:15くらいに早めにスタート地点に入りました。自分のブロックの先頭に入れたので、その場で入念にストレッチしました。

 

雨は完全にやんだようで、逆に日が射してきました。前回福知山で気温が上がりすぎてダメだった教訓をいかし、今日は半袖1枚+着脱可能なアームカバーで行こうと思っていましたが、直前になってアームカバーもやめました。半袖1枚で行けるはずと。

 

いざスタートしても、通路が狭いのでかなりのろのろと進むことになりました。通路には大きな水たまりもあって、渋滞に拍車がかかります。そんなこんなで6分おくれでスタートしました。

 

【前半】

スタートから10キロはペースを上げすぎず様子見しようと思ってましたが、案の定序盤は渋滞で、大きな水たまりがあると集団が止まってしまったりします。仕方ないと言い聞かせながら焦らないよう、無理に追い越さないよう慎重に行きました。先頭が折り返してくると片側通行になるので、さらに通路が狭くなり、渋滞はひどくなりました。5キロの折り返し前後はかなり渋滞がひどかったです。

 

7キロ付近から少し人が流れるようになり、ようやく自分のペースで走れるようになりました。ペースが上がり過ぎないよう注意して、5'40あたりをキープしました。

 

9.5キロで給水し、フラスクに4本分入れておいたエナジージェルを飲みます。スタート地点を通りすぎ、10キロを越えると今度は淀川名物、大嫌いな向かい風が始まりました。やっぱりか。けど大会の利点を活かし、前を走る集団のスリップストリームに入らせてもらいました。練習で走っている時は呼吸もままならない状況が何度かありましたが、すいぶん楽でした。

 

さらにここから、もはや寛平名物の障害物競走が始まります。くるぶしまで浸かるほど深い水たまりが道いっぱい、数十メートル続きます。池です。しかもこれが何度も出現します。

 

水たまりを避けるには左右の芝生エリアまで行って迂回する必要がありますが、芝生ももちろんたっぷりと水を吸っています。しかも多数のランナーが通ったあとなので、踏み荒らされてどろどろのぬかるみになっています。

 

つまり、水たまりに入ろうが避けようがどちらもタイムロスになります。はじめは芝生に避けてましたが、そのうち面倒になって水たまりを突っ切りました。水を吸ったシューズは2倍ほどの重量になりました。

 

水たまりだけではありません。淀川沿いはずっと舗装された道路があるのですが、距離をかせぐためか芝生のエリアにコの字型に迂回するエリアが何度か出現します。天気の良い日なら芝生も気持ちいいですが、前述のようにランナーに踏み荒らされてドロドロにぬかるんでいます。沼です。

 

足を取られないように走りやすい場所を選ぼうとすると、無駄に左右に動かざるを得ず、ここも結局時間的にも体力的にも、精神的にもロスを強いられました。

 

【中盤】

酷いエリアを抜けると、あとは走りやすいロードが続きますが、向かい風は相変わらずでした。「後半覚えとれよ。。」と悪態を(風に)吐きながら、ここでも前の人を風よけに使わせてもらいながら淡々と進みました。似たようなペースで走っているランナーがいたので非常に助かりました。この時も5'40あたりをキープしていました。

 

15キロ、20キロ、25キロとあらかじめ決めていたタイミングでエナジージェルを補給します。補給すると目に見えて疲労が軽減されます。こまめに補給することの重要性を改めて認識しました。

 

26キロで折り返す寸前、風でキャップを飛ばされました。まったくもって忌々しい風です。けど、折り返したらこっちのもの。追い風です。あまりの強風で、あきらかに歩幅が長くなっています。ですが、ここで上げ過ぎるのはまだ危険と判断し、できるだけ抑えました。5'20くらいだったと思います。

 

【後半】

30キロまでは追い風で順調に進めましたが、その後徐々に疲労が表に出てきました。
30キロの給水所で梅丹サイクルチャージを入れましたが、今回は期待したほどの効果は得られなかったので、なにか別のものが足りてなかったのだと思います。気温も高かったので脱水気味だったのかもしれません。

 

ペースこそ落ちなかったものの、徐々に体力を削られていき、35キロあたりではスパートする体力も気力も残っていませんでした。時計を見ると1キロ5分アベレージで最後まで走れば4時間切れるかも、というタイムでしたが、到底そのペースは無理。目標を自己ベスト(4時間5分)更新にシフトします。

 

4時間ギリギリ切れるか切れないかというタイムで、ペースや時刻を気にしながら走るのは精神的に堪えます。

 

その後、ペースは5’40あたりを維持できていて、筋肉や関節には異常ないものの、体全体が重く、脱水気味か頭がしびれてきました。34キロの給水から次の給水が異常に長く感じ、何か口にしなければ。。と予備で持ってきていたグリコCCDのジェルを入れますが、それほど効果はありません。

 

ふと見ると、道端でコーラを配っているご夫婦が!一杯くださいとお願いするとコップに注いで渡してくれました。飲むとかなり元気が出ました。本当に助かった。

 

乾きは癒えたものの、身体の重さは相変わらずで、そのまま引きずるように走り続けました。同じようなペースの人を見つけたらしばらく並走したりしてやり過ごしていました。

 

前半に通った芝生や水たまりの悪路にまた戻ってきましたが、もう気にする余裕もなくてただ目の前の路面だけを見て脚を運びました。

 

ラスト5キロ、ラスト4キロと数えながら、ネガティブなことを考えないようにしながらひたすら走りました。「ラスト2km」の看板を通り過ぎ、ラスト1キロの看板を目指しましたが見当たりませんでした。。なかなか看板が出てこないと精神的にもキツいので、看板は今後当てにしないでおこうと思いました。

 

ゴールの位置が遠くから見えず分かりづらいため、最後のスパートをどこからかけていいか掴めないままゴール直前まで来てしまい、そのまま流れでゴール。手元計測で4時間3分、完走証も同じ記録でした。

 

友人の10キロレースを応援したりしてから帰ったら、あまりの眠さに20時頃に寝てしまい、11時間くらい眠ってました。思えば前日はほぼ徹夜でした。。

 

翌日の今日、関節には全く痛みなし、大腿四頭筋にすこし筋肉痛がある程度です。
4時間を切るには、筋力的な問題よりも、補給について検討の余地がある気がします。

 

来月の篠山までに、補給や給水について栄養素単位までブレークダウンしてしっかり考えていきたいです。はやく4時間を切りたい!